BLOG
漆喰壁ってなに?メリットとデメリットを解説!

漆喰壁ってなに?メリットとデメリットを解説!

新しく建てるお家やリフォームをする際に、漆喰壁にしたいという方が増えています。今回の記事では漆喰壁をお考えの方、壁の素材について悩んでいる方に向けて漆喰壁のメリットやデメリットを解説します。

漆喰って何?

まず漆喰とは、消石灰(水酸化カルシウム)を原料とした塗壁材で、石灰石を高音で焼いて水、糊、繊維を加えたものです。乾燥すると固まり、壁や天井、間仕切りなどの塗装に使用されます。

「呼吸する壁」と呼ばれており、漆喰の主原料である消石灰は二酸化炭素を吸収することで徐々に石灰石へと戻り固まっていきます。固まるまでには約100年がかかると言われており、これが部屋の空気を綺麗にする作用をもたらしているのです。

漆喰壁のメリットを解説!

漆喰壁には先ほど述べた「二酸化炭素の吸収」「湿度調節」の他にもメリットが沢山あります。

1.強い除菌・抗菌作用がある

漆喰壁は強いアルカリ性なので、殺菌作用があります。カビやダニを抑制する他、防虫効果もあるんです。カビなどが発生しにくい、ということですね。

さらにインフルエンザウィルスを不活性化させることもできます。漆喰壁は強アルカリ性であり、鳥インフルエンザが流行した際に殺菌処理として鶏舎に撒かれた白い粉は消石灰だったことからもわかるように、アルカリ性に弱いウィルスに対して有用なのです。

2.シックハウス症候群を防ぐ

シックハウス症候群とは、建材に使われている化学素材に含まれるホルムアルデヒドという物質によってアレルギー反応が引き起こされることです。特に壁紙の貼り付けに使う接着剤などに多く使われます。

漆喰は自然素材であること、また漆喰自体が化学物質の吸着分解を行うため、シックハウス症候群だけでなくアトピーやアレルギーの原因と言われているその他の物質も吸着し分解してくれます。

化学物質化過敏の方にもおすすめです。

3.防火性に優れている

古くからお城や蔵が漆喰塗りだったのは、防火性にも優れていることが理由です。消石灰は無機質の不燃性であるため燃えにくく、万が一燃えてもクロスと違い有害物質を出しません。

現代の建築基準法にも適合している防火材のため耐火性に優れ、安心してキッチンなどにもお使いいただける素材です。

4.吸湿性、通気性

湿度を調節する機能もあるため、空気のみならず湿気や乾燥も防ぎ、年中通してお部屋を快適にしてくれますよ。

特にこの点はビニールクロスとは違う点です。ビニールクロスは施工の容易さなどがメリットではあるのですが、素材がビニールでできていて通気性があまりないため、換気をしっかり行わないと結露したりカビが生えることがあります。また、生活臭がこもることもありますね。

漆喰壁は消臭も機能性が高いので、この点も安心です。

魅力が沢山の漆喰壁

これらのように、漆喰壁には沢山の魅力的な機能があります。

またその他にも、仕上げのバリエーションが豊富で、フラットな面やヨーロッパ調の凹凸のある面などお好みの壁にしやすいというメリットも。

漆喰壁のデメリットは?

一方で、漆喰壁には工程を正しく行わないと日々が入りやすいというデメリットもあります。下地処理から仕上げ塗りまで、正しい施工手順をとることが必要です。

コストはやっぱりビニールクロスの方が安い

コストを単純に比較すると、漆喰壁はやはり高いです。特にビニールクロスの壁紙と比較すると一回の工事費は高くなります。
ところが、漆喰壁はメンテナンスが簡単なのが特徴でもあります。部分的に汚れたら、上からヤスリをかける、上塗りするなどの方法で、部分的な補修を続ければ長く綺麗な状態に保つことが可能です。

関西で漆喰壁なら

濱内工務店では、漆喰壁を使ったお家づくりをしています。

お客様に寄り添い、ご要望に合わせて丁寧な作業を行います。

関西で新築・リノベーションをお考えの方はぜひお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから>>